結婚式のエンドロールって、不思議なんですよね。
ほんの5分前まで笑っていたのに、映像と音楽が流れ始めた瞬間、涙が止まらなくなる。
今日は、私が「エンドロールで一番おすすめしたい曲」を紹介します。
SUPER BEAVERの「美しい日」です。
この曲には、私自身の忘れられない思い出があります。
私がブライダル映像の仕事をしていた頃、会社で一番映像制作が上手い先輩が、この曲で撮って出しエンドロールを作ったことがありました。
映っているのは、もちろん私とは何の関わりもない新郎新婦です。
それなのに、気が付けば涙が出ていました。
「本当に素敵な一日だったんだな。」
そう思わせる力が、この曲と映像にはありました。
それ以来、私の中では**「エンドロールならこの曲」**と真っ先に思い浮かぶ一曲になっています。
「美しい日」というタイトルが、すべてを物語っている
まず、このタイトルが本当に素敵なんです。
「美しい日」
結婚式という良き日に、これ以上にぴったりなタイトルがあるだろうかと思うほどの素敵なタイトル。
歌の内容は、「幸せ」とはなんぞや、という大きなテーマを大きなままにせず描いている曲。
そして歌詞も、もちろん本当に美しい。
あなたがいて 僕がいて 共に歩んでいる未来があって
ため息も吐くけれど その倍笑っていると思う
そう、これが現実だと思う、日々の生活が全てが理想的に素晴らしいなんてことはないけれど、長く一緒に過ごしていくと、昔と違ってあまり話さなくなったりするけれど、うまくいかないことなんて死ぬほどあるけれど、何でそんなこと言うのよって思うこともあるけど、やっぱり二人が一緒に進んでいくことが大事なんだと思うんです。
相手が笑ってるのをみて自分も笑っちゃうこととか、その仕草可愛いよねってこっそり思ってることとか、「その服似合ってるね」って言って、「そうでしょ、私も似合ってると思う、これ良いよね」とか、そんなちょっとしたことがあるってことが、本当に大事なんだと思うんですよね。
大切な人と歩む未来や、今ここにある幸せの尊さを、SUPER BEAVERらしい真っ直ぐな言葉で歌っています。綺麗な歌詞だけど飾ってないって言うんですかね?
今日という幸せな一日を胸に、これから二人で歩いていく。
結婚式というのは、新しい人生のスタートでもあります。
そんな前向きな未来を自然と想像させてくれる一曲なんです。
だから披露宴の締めに流れると、「今日の終わり」ではなく、「ここから始まる」という前向きな美しい余韻を残してくれます。
妄想のお時間です
披露宴のエンディング、ゲストの拍手の中、新郎新婦は会場を後にします。
鳴り止まぬ拍手の中、スーっと照明が落ち、スクリーンがゆっくり明るくなります。
そして、この曲の歌い出し。
誰かにとって「たかがそれくらい」のありふれた歓びを
嬉しいと感じた瞬間に思い浮かんだのは誰?
そんな歌詞とともに、今日一日の映像が流れ始めます。
少し緊張した新郎。笑顔の新婦。
久しぶりに再開を果たした友人達のあの頃と変わらぬやりとり
お母さんのやさしい顔やお父さんの涙。
少し遠くから見守ってくれているような親族のおじちゃんおばちゃん達
みんなが嬉しそうに二人を祝福している様子
何気ないワンシーンなのに、この曲が流れるだけで、すべてが特別な思い出に変わっていきます。
「あー、今日は本当にいい日だったね。」
そんな気持ちが自然と込み上げてくるんです。
そして映像の締めには「Just Married」の文字。
幸せは日常のささやかな人との関わりとか毎日の中にあるって気づくことなんですね。
曲調も相まって、二人は前へと進むイメージ、これから一緒に日々を大事にして進んでいくんです。
映像が終わる頃には、会場全体が温かい空気に包まれている。
そんなエンドロールが目に浮かびますよね。
プロからひと言
この曲は、撮って出しエンドロールとの相性が本当に良いです。
イントロの歌い出し、ここでの飾らない歌詞がすっと心に入って気やすく、そこからググッと盛り上がっていくわけで、展開でゲストを映像に引き込みやすいと思います。
また、盛り上がる曲ではありますが、感情を無理やり引っ張るような楽曲ではありません。つまり、しっとりバラードで泣かせる曲ではなく、激しい楽曲でもありますが、ふと気づくと泣けちゃう曲なんです。
だからゲストでSUPER BEAVERを知っている人は
「この曲、新郎が選んだのかな?良い選曲だね。」
そんな風に感じるかもしれません。
もし知らない人がいれば
「何この曲、すげーいい曲じゃん」
なんて思ってもらえると思います。
新郎新婦二人で選んだ曲なのに、そんな想像が膨らむのも、この曲ならではの魅力だと思います。
定番のエンドロールソングももちろん素敵です。
でも、少しだけ視点を変えてSUPER BEAVERの「美しい日」を選んでみる。
この曲とともに今日一日の映像が流れたら、ゲストはきっと
「今日は本当に美しい日だった。」
そんな良い余韻の中で会場をあとにするはずです。
私自身、この曲のエンドロールを見て涙を流した一人です。
だから自信を持っておすすめできます。
音楽ひとつで、結婚式の余韻は大きく変わります。
だからこそ伝えたい。
みんな良い曲流そうぜ!
